LPIC level1に1ヶ月で合格する効率的な勉強方法を紹介します【IT業界未経験者にもおすすめ!】

どうも、タツです。
本記事をご覧いただきありがとうございます。

今回は、LPICという資格について実際に受験し合格しましたのでその勉強方法についてご紹介していきます!これから挑戦したいと思っている方には是非参考にしてもらえればと思います。また、IT未経験の方でもシステムエンジニアに興味があるといった方はまずこの資格を取得をすることがおすすめです!

システムエンジニアについては以下の記事でまとめています!

LPICとは?

まず、LPICとは「Linux技術者認定試験(Linux Professional Institute Certification)」というLinux技術者としても技術力を認定する資格になります。国家資格ではなくベンダー資格ですが、多くのインフラエンジニアが初めに挑戦する資格です。公正なLinuxスキルの判断基準として国際的に認められていますので、スキルアップをするうえでも非常に良い資格だと思います。


そもそもLinuxとはなんぞやという方もいるかもしれませんが、簡単に言うとコンピュータ(サーバやパソコン)を動かすために必要なOSの1つです。パソコンを触ったことがあれば誰でも知っている、「Windows」と同じです。サーバってなんだという人は以下の方のサイトを参考にしてみてください。サーバだけでなく、いろいろなIT用語を初心者向けに分かりやすく解説してくれています。
https://wa3.i-3-i.info/word144.html
(引用:「分かりそう」で「分からない」でも「分かった」気になれるIT用語辞典)

LPIC level1を取得するには

今回僕はLPICのlevel1の認定を取得しました。level1を取得するためには「101」「102」の2つの試験がありどちらも合格することで認定を取得することができます。(受験日は「101」と「102」で別々にできる)「101」と「102」で大きく難易度が変わるわけではありませんが、「101」の内容が一部「102」でも出題されるため、基本的には「101」を受け「102」を受けるという流れが一般的です。また、合格点については公表されていませんが「101」「102」ともに60%~70%以上で合格とされています。

LPIC level1の受験料

受験料は「101」「102」ともに15000円(税別)のため、2つとも受験すると30000円(税別)かかります。
※税別なので今の消費税込みだと33000円です。結構高い…

実際に行った勉強方法

それでは、合格までの1ヶ月で実際に行った勉強方法をご紹介します。ただし僕はLinuxを多少触ったことがあったのでこの期間で合格できましたが、一切触ったことがない方はもう少し時間がかかるかもしれません。

1~5日目

・まずは試験日を決める
僕は、試験日を決めて自分を追い込まないと絶対に勉強しない人間なのでこれが一番大事でした。(笑)大体の人は同じだと勝手に思っているので、皆さんもまずは試験日を決めましょう。僕は101を2週間後、102を4週間後としました。受験するためには、「LPIC-IDを取得すること」「ピアソンVUEで試験申し込みをすること」の2つが必要となります。受験方法をまとめてくれている人は結構いるので「LPIC 受験申込方法」みたいな感じで調べてみてください。また、各登録サイトのURLは以下になります。
https://cs.lpi.org/caf/Xamman/register(LPI-ID取得)
https://www.pearsonvue.co.jp/Clients/LPI.aspx(LPIC試験申し込み)

・あずき本を買う、Linuxの環境を準備する
LPICの試験参考書として最もメジャーなのが「あずき本」です。なぜあずき本かというと本のカバーの色があずき色だからです。(笑)この本にはLPIC level1の基本的な内容が書いてありますのでこれを基礎に学習を進めていけば問題ないです。
あずき本はamazonで購入できます→ https://amzn.to/3bCxYFF

また、Linuxはコマンドで操作することが基本で試験でもどのコマンドでどういった動作をするのかということを問われますので、実際にコマンドを使ってみて学習していくことが大切です。そのため、Linuxを使用するための環境を用意することが必要です。あずき本にはLinuxの環境の準備の案内がありますので参考にしてみてください。

・あずき本の101の章を一通り読み、出てくるコマンドを試す
あずき本は大きく101と102で章がはっきり分かれています。僕の場合は101から受験しましたので、102を無視して101のみで重点を置いて学習しました。101の中でも5項目程度で内容が分かれているので1日1項目を目標に読み進め、並行して出てきたコマンドはLinux環境で試して動作の仕方を確認しました。

6~12日目

・ping-tを利用してひたすら問題を解きまくる
1通りあずき本を読んで大体の内容を把握したら、実践的に問題を解くことができる「ping-t」というサイトを利用して演習問題を解きまくりました。参考書を入念に読んでもどのくらい知識が定着しているかなんで分からないですしね。(笑)
ping-tはとても良くできているサイトで、演習問題を実際の試験のように実施できて解説もしっかりしています。また101の演習問題については無料で使えます。(※102は有料です)
問題は選択式と記述式がありこれについてもどちらも演習問題として用意されているので是非活用してみてください。

こんな感じのサイトです↓https://ping-t.com/

13日目

・101を受験
予約したテストセンターに行き試験を受験しました。テストセンターでは身分証明をする物を2つ提出する必要があります。(免許証と保険証とかで大丈夫です。)
実際の試験は全60問で、そのうち選択問題は55問くらい、記述問題は5問くらいでした。内容としてはコマンドのオプションまで問われる問題が多く出てきたので、オプションもしっかり覚えておく必要があります。時間は20分かからないくらいで解けたので時間が足りなくなるということはほぼ無いかなと思います。
試験終了ボタンを押すとすぐに結果が表示されて合否を確認することができます。さすがに押すときは緊張しますね…(笑)

14~18日目

・あずき本の102の章を読み、コマンドを実際に試す
無事に101に合格したので102の勉強にさっそく取り掛かりました。やったことは正直同じでざっくり一通りあずき本を読んで、出てきたコマンドを試しただけです。(笑)項目も6項目程度だったので1週間あれば読めるかなと思います。

19~27日目

・ping-tで102の演習問題をひたすら解
これも正直同じですが、ただ102についてはping-tは有料で1ヶ月契約だと2400円かかります。2ヶ月契約だと3200円でした。(契約月数で単価が安くなっていきます)僕は1ヶ月以内に受かるつもりだったので1ヶ月契約にしました。102はLiinuxの知識だけでなく、ネットワークの知識やセキュリティの知識など幅広く問われる内容になりますので、IT未経験の方だとちょっと大変かもしれません。

28日目

・102を受験
102の試験は記述式の問題が少し多くなっていて10問ちょっとくらい出題されました。101ほどオプションを問われるわけではなかったのですが、記述式の割合が少し多くなっていたのでping-tを利用してコマンドの記述問題もしっかりやっておく必要があるかなと思います。

まとめ

今回はLPIC level1について実際の僕の勉強方法をまとめさせていただきました。資格を持っているという評価になるだけでなく、Linuxの基礎的な内容を学ぶという意味でもとても有意義な資格だと思います。実際僕もLinuxの基礎的な知識が身につきましたので、興味がある方は是非挑戦してみてください。ちなみに資格の認定の期間は5年間で更新するにはもう一度level1を取得するか上位の資格を取得する必要があるみたいです。level2を受験した際にはまた、記事にしたいと思います!

ここまでお付き合いいただきありがとうございました!
それではまた次回の記事で。

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Posted by タツ